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最初は中ヒット止まりに終わった “Your Song” [洋楽]

初めてなので、何を取り上げようか迷うところである。
やはり、何はともあれ、ビートルズか、それとも発掘音源が続々と公開されているクリムゾンか、はたまたジェネシスか。


散々迷った挙句、初回は中学時代から長い期間、自分のテーマ・ソングとなっていた“Your Song”(「僕の歌は君の歌」)からヒット曲を連発し始めたエルトン・ジョンの初期3曲を取り上げることにする。




この曲は今ではエルトンを代表する名曲となっているが、当時の日本では大ヒットには至らず、そこそこのヒット程度にとどまったと記憶してる(局によってリスナーの傾向が違い、ベスト10入りせずに終わった番組もあった)。




次に日本で小ヒットとなったのが、この「フレンズ」(“Friends”)で、こちらはどの局もベスト20前後だったかと思う。その年の秋から映画が公開されたが、それによってどの位セールスが伸びたのかは判らない。

エルトンの名を広く知らしめるのは、英米では「フレンズ」の前にリリースしていたその次の「イエス・イッツ・ミー」(“It's Me That You Need”)である。どの局もベスト10入りし、番組によってはNo.1となる大ヒットを記録した。



個人的には“Your Song”の方が良い曲だと思っていたので、数少ない洋楽を聴く中学の同級生仲間と言い争いとなったりし、挙句はこの曲の良さをもっとみんなに知らせようとシングルを買って貸しまくり、気付けば今は手元にない。最初は自分のテーマ・ソングという訳ではなく、知らぬ間にあだ名がユア・ソングに変わり、お前のお気に入りの歌という意味あいで揶揄されていただけなのだ。


高校に入り、昼休みの昼食の時間に放送部が流したオープニング・ソングがこの“Your Song”だだったので、この曲を認めてくれている人がいたのに痛く感動したものだ。当時はそのくらい認知度はそれほど高くはなかった。


それがいつのまにか、少しずつスタンダードような感じで流されることが多くなり、幅広い世代に受け入れられていったような気がする。一方、「フレンズ」や大ヒットした「イエス・イッツ・ミー」はベスト盤に入ることもなく忘れ去られていった。この2曲も好きだったので、『イエス・イッツ・ミー〜レア・トラックス 』(‘Rare Masters’)がCD化されるまでは、エアチェックした音源で我慢せざるを得ないという憂き目をみるのである。


その後2007年にエルトンの60歳を記念して発売された『ザ・ベスト〜僕の歌は君の歌』(‘Rocket Man: The Definitive Hits’)は公式サイトでの投票による日本独自の選曲となっており、「イエス・イッツ・ミー」も「フレンズ」も収録されている。


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